Kanako2Dとの比較

違い

  • 地理座標の付与
    • GISと連携するために、計算処理するKanako 2Dの入出力情報に絶対座標値(JGD2000:平面直角座標)が付くように改良
    • この改良により、座標を持った地図上からの入力を受け付けて処理し、その結果をGISに返して表示することが可能
  • 航空LP計測データの対応
    • 解析に必要となる三次元地形データとして、航空レーザ計測データを利用できるように改良
    • ただし、地形データのメッシュサイズは、細かい程適しているとは限らない
      • 1mメッシュのデータを基に、5m・10m・20m・50mのサイズを自由に選択できる
  • 計算処理の高速化
    • プログラミング言語をVB.NETからC++にコンバート
    • 2次元地形データのメッシュ数の制限の無い、広範囲の解析や詳細なLPデータを活かした解析が可能
    • Kanako2Dのメモリ管理方法や計算処理アルゴリズムを見直し、シミュレーション時間を大幅に短縮
  • 有料ソフトと無料ソフト
  • ターゲット
    • 実際の業務・研究での利用
    • ある程度の、砂防や土石流計算、LPデータ、GIS等の知識を有するユーザー

共通点

  • 計算モデル
    • 土石流の抵抗則、侵食・堆積速度式には高橋モデルを採用
    • 砂防堰堤の扱いには、里深・水山らの手法を援用
    • 一次元領域と二次元領域の境界については、和田らの結合モデルを採用
  • コンセプト
    • 「わかりやすく」「高精度」の、土石流シミュレーションのツール
      • LPデータから計算対象の領域の抽出、計算用のデータ変換を容易に行う
      • 結果を、GIS上や三次元で、わかりやすく表示

Link:砂防・地すべり技術センターKanako2Dダウンロードサイト

他のシミュレータとの比較(準備中)

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